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2017年05月04日

を踏むと落ちる

それと、
どうしても『そりゃないぜ、セニョリータ』って
タイトルのブログを書きたくなっただけの話なんです、
あしからず。
僕たち夫婦は
めったにジャンクフードを食べないんですね。
ファストフードも食べなければ、
カップ麺なんかも
かなり長い期間食べてないですね。
それだけでなく
甘ったるい炭酸飲料とかも
ずっと口にしていません。
さらには
7年ほど前から
電子レンジ無しの生活をしているので
冷凍食品も口にしてないし
コンビニの弁当とかも食べません。
どんなに忙しくても
鍋やフライパンを使い
なにかつくって食べてるんですね。
これは、
宗教上の理由とか
深い思想性にもとづいてしてることではなく、
ただ単に
そうなってしまってるだけでなんです。
電子レンジが無いのも前のが壊れたときに
消極的理由で買わなかっただけですから。
しかし、
そういう状態が長くつづくと不思議なことに
身体の方がジャンクフードを
受けつけなくなるんですね。
食べると気持ち悪くなったり
著しく体調を崩したりします。
書いている僕自身も
こんなに長くなると思っていなかったのですが
虚心坦懐に彫刻を眺めるというのがまだつづきます
『地獄の門』ですね。

「春は、変わらないなぁ。細いな、二の腕も」
「どこもかも、貧相で恥ずかしいです」
抱きしめられた春美の背中を聡一の指がつっと走る。
肩甲骨をなぞり背後から、耳の後ろを撫で上げられた。
「くすぐったい」
脇から腕が回された。
拒めない悪戯な指が腹から上り胸を探る。
聡一は、何もないなだらかな白い平らな胸に、ささやかな尖りを探していた。
手探りの指先が、対象を捕まえた。
戸惑ってはいるが、嫌がってはいないと確信していた。
指の腹が、ゆっくりと春美の気持ちを煽ろうとしている。
探り出された小さな場所に意識を取られ、春美はくっと息を詰めた。
「……や……やっ……駄目です、せんぱ……ぃ。ぼく、温まったら帰りますから。もう、足の痛みも落ち着きましたから」
耳元で春美の大好きな低い声がささやいた。
「今度は春が俺を置いてゆくのか?もう一度、傍にいて、行かないでって言ってくれ、春」
「せんぱ……ぃ。」
「昔みたいに、キスして、帰らないでって言って、春」
「せんぱ……ぃ。あ……ぁ……」
「そうしたら、俺は今度こそ春の傍にいるから……春、言って」
聡一は背後からこの上なく優しく、春美を抱きしめた。
春美の頬を静かに煌く粒が転がってゆく。
どれ程その言葉を待っていただろう……
抱き締められたまま、回した腕に温かい涙がぱたぱたのを聡一も感じていた。
うつむいた春美が静かに泣くのを認め、聡一が膝の上の春美をずらし顔を覗き込んだ。
「あっ」
「春。ごめん……泣かせてごめん。ずっと長いこと、傷つけたままほおって置いてごめん」
聡一が春美の背後から、肩に顔を埋めた。
「う……あっ……やっ、優しくしちゃやだ。ぼくは、冷たくて人でなしの先輩に別れを言うために来たんだ……」
そんなことをしてしま奶粉試用ったら、ぼくは……他人の物が欲しいと地団太、聞き分けのない子どもと同じになってしまう。
自分に説明のつかない事をしていると、わかっていた。
今すぐ、この場から去るのが一番正しい。



Posted by Rude Girl at 12:31│Comments(0)
 
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